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 先日のディスククラッシュ以来、localeのUTF-8関係の挙動が局部的におかしかったのだが、原因が判らずここ一週間ほど悩んでいた。 デスクトップやらリムーバブルディスク上のファイル名表示、テキストの中の日本語文章はちゃんと表示されるので、全般的にはちゃんと動いているように見えるものの、

1・UTF-8 localeでamsnを起動するとuim-ximが半死、Xがcpu100%食い状態になり、uimが使えず日本語入力できない。 ただしeucJPだと普通に使える
2・samba経由でOSXの共有ディスク(UTF-8)をマウントすると日本語ファイル名文字化け。 ただしiocharsetをutf-8などとわざと間違えると文字化けしない。 が、例えば「ディスク」が「デ”ィスク」になる。

 の2点だけがおかしい。 で、結局、いろいろ調べていじって直ったのだが、結果から言うと1はXorgのfont/encoding/charset 関係が壊れていたせい。 2はsambaサーバのOSX側の問題で、全文検索関係をインストールした時にgnuなlibiconvを入れ直したためにcharsetのUTF-8-MACが使えなかったせいだった。 うーむ、別々の原因だったとはややこしい。

 前者はXorgのmodularを使ってfont/data/utility関係を自動git引っ張り&ビルドインストールさせて解決。 後者はApple からlibiconv(バージョンは戻るが仕方なし)を落としてビルドし直し、mecabとHyper Estraierもビルドし直して修復終了。 libiconvビルド時に、ユニバーサルバイナリ用と思われる「-arch i386」フラグのせいでビルドが止まる症状が出たが、aclocal;automake;autoconfしたらビルドが通った。 もしくは ARCHFLAGS="-arch ppc"を指定してもいけるっぽい。


 locale周りということはglibcがおかしいのかと、ビルドしなおすはアップグレードしてみるはダウングレードしてみるは、でもってロケール作り直してみるは、gccが腐っているせいかとgccをビルドし直してみるは一旦入れたgcc-4.3をダウングレードしてみるは、最終的にはFedora8のglibc-2.7バイナリを持ってくるは、といろいろ無駄な事をしてしまった。 整理にはなったけども。 というわけで今のglibcはfedora8のバイナリになっている。 ちょっと心地わるい。

 ふう……、というわけでやっと通常運営状態に戻った。 この状態を忘れずにバックアップしとけばいいんだな、というわけでバックアップ完了。 13GBは使っていたシステムがsquashfsの効用と合わせて整理したこともあってか、最終的に3.8GBになった。 てぇーしたダイエットだ。
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小武 (管理人) eta2@tim.hi-ho.ne.jp