日記ブログ、または雑多なメモ
2008年4月21日

VirtualBox-1.5.6-1@Linux ThinkPad X31





 というわけでSolarisからLinuxに復帰。 新しものアップデートで、いちいちsquashfsアーカイブを作り直さないといけないのに懲りたゆえ、戻すときにsquashfs起動はやめた。 アップデートしないならsquashfs起動がパフォーマンス的に絶対よいのだが、やっぱり性格的に無理らしい。 aufsが落ちさえしなければナァ。


 本題、Solarisで好印象だったVirtualBox-1.5.6-1(バイナリリリース)をLinuxにも入れてみた。 動いて欲しいのはホストとのファイル共有、ブリッジネットワーク、USB-2.0だが、結果は以下のとおり。

 ホストファイル共有は普通に設定可能。
 素ではUSBを認識できないが、usb関係のgidの設定をudevに入れ、usbfsを/proc/bus/usbにマウントするようにしたら認識した。
 ネットワークブリッジは、bridge-utilsを使えばいともたやすく構築可能なのだが、それは有線LANのみ。 ワイヤレスでブリッジするには別の手がいる。 別の手というのは以下のとおり。

sysctl net.ipv4.ip_forward=1
VBoxTunctl -b -u $USER #または tunctl -u $USER -t tap0
ifconfig tap0 192.168.0.90
parprouted eth0 tap0
dhcrelay 192.168.0.1
 要tunctl、iproute2、parprouted。 ワイヤレスアダプタeth0と、作ったtap0(適当なスタティックアドレスを設定)をparproutedでブリッジ、dhcrelayで仮想PCにDHCP情報をリレーする(parproutedはunicast trafficにしか対応していないため)。 仮想PCをスタティックアドレスにするならdhcrelayはいらない。 ということで、eth0 tap0 仮想PCの三つにアドレスを割り振ることになる。
 iproute2絡みでkernelのnet filter関係の整備も必要。 また、parproutedソース内でipの場所が決め打ちにされているため、ipは/sbinに配置しておかないとちゃんと動かない
 その後、Vboxのホストネットワークのアダプタにtap0を指定すればブリッジネットワークが使用可能。

 速度も普通に出るしいうことなし……と言いたいところだがDHCPが使えないのと同様、マイクロソフトネットワークのホスト自動検索?が働かず、ネットワークのところに他ホストのアイコンが出てこない。 コンピュータの検索からホスト名を検索すると出てくるので、そこでネットワークドライブに登録すれば次回から自動でマウント可。
 マイクロソフトネットワークを使いたいだけであればNAT接続でも可なのだが、ネットワークプリンタに参加させたいのでここはあくまでブリッジで。


 で、実際使ってみると、めちゃめちゃ軽い。 起動も終了も保存もやたらと軽い。 その代わりVMwareと違って一気にメモリを占有する。 清くてよろしい。 その他、USB-2.0はUSBメモリのマウントはできたが、これDo台経由のHDDはマウントできなかったりと完璧とまではいかず。 サウンドはpulseaudioに設定しておくと普通に音が出た。 alsaでは音がジャミジャミになる。 /etc/rc.d/rc.vboxnetは無効にしておくのが吉のよう。 うちの野良ビルド環境では、何もしないどころか設定ファイルを壊す所業に出たので殺した。

 その他VirtualBox使用上の問題点
*radeonfbモジュールが読み込まれているとサスペンドから復帰できない
*dhcrelayの起動のタイミングによっては、ホスト側のsamba検索パケットがdhcrelayに吸われてしまって(?)検索不能になる。 dhcrelayを立ち上げなおしたりすると直る。 何か間違えているのかも
*compiz上で仮想PCウインドウを隠して戻すと仮想PC窓内の描画が乱れる


 VMwareとVirtualBoxの比較
VMware
*細かいことを言えば恐らくVMwareの方が「処理速度」は速いっぽい
*ただしVMwareそのものが激しく「重い」。 メモリを大量に割り振ってもちゃんと使ってくれない (逆に言えば起動直後はあまりメモリを食わない)
*アイドル時は軽く(平均約5%ほど)、PowerTOPの表示でもさほどwakeupしていない。 ただし定期的に謎の負荷がかかる奇病があるので結局平均負荷は高い

VirtualBox
*Linuxでは多少インストールが面倒なところがあるが、それをいうならVMwareもどっこいどっこいか
*むちゃ軽い。 終了、保存、起動が速い。 GUIの操作感もかなり軽い。 メモリをざっくり使う
*アイドル時の負荷が多少高く(平均約10%)、PowerTOPで見てもwakeupが多い
*開発途上ゆえ、未完成な感はある。 しかし開発ピッチは結構速い模様
*キーボードのグラブの具合が少々おかしい。 jp106のキーマップがおかしい……が自前のXorgの設定のせいかもしれない

 VirtualBoxの軽さを体験すると、VMwareには戻れんなぁ……。 これでUSB-2.0のサポート具合が極まれば言うことなし。


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