せっかくの4コア機になったファイルサーバ、できればLinux@X300関係のビルドを肩代わりしてもらえると助かる。
それにはLinuxホストになってかつZFSが扱えないといかん。
というわけで、ファイルサーバ機にて現状LinuxホストでZFSを使う実験を色々試みた。
OSはkernel-2.6.35-zen0+、64bit環境で以下を実験。
VMware上でOpenSolaris …体感、悪くなく普通に使える。
ただメモリのオーバヘッドがでかすぎてメモリ3GBだと微妙
zfs-fuse-0.6.9 …fuseの制限でzvolが使えない。
zfs versionは23
native-linux-zfs-0.5.0 ……zfs(posixレイヤ)が使えない、ド不安定。
zfs versionは26
zfs-fuseはzvolが使えないのでボリュームから直接iscsiが使えない。
もしかするとファイルをtargetボリュームにする方法もあるのかもしれないが調べるのが面倒。
raidz2な時だったりするときの処理能力オーバーヘッドも気になるので、現状却下。
native linux portはFSとしてのzfsはまだ使えないものの、zvolのほうに期待していたのだが……ボリュームサイズを変えようとするとkernel panic。
zvolをcompression=gzipにしてext4でmkfsするとpanic。
とにかくpanic。
それにSolaris上で作ったzvolを認識しない。
互換性が怪しいのを納得しつつボリュームサイズを変えない前提で圧縮なしのzvolを使う分には使える……って使えないな。
現状却下。
VMware上でのOpenSolarisは、一見普通に良い感じに動いているように見える。
zfs-fuseで組み直したraidz2の実ドライブ5台をあてがうと、問題なくプールを読み込めた。
で、sambaサーバをたてて、1000BASE-LANから1GBのファイルを放り込んでみると、転送速度は3.6MB/secと遅い。
実機でやってみると9.6MB/sec。
思ったより速度落ちが激しいので却下だなぁ。
しばらくはOpenSolarisを使い続けながら、native linux zfsが今後どうなるか観察してみることにしよう。
ところで結局、OpenSolaris(というディストリビューション=indiana)は終了らしい。
ON nightlyも消えるっぽい。
せっかく作法を覚えたのになぁ。
「Open」なSolaris自体は11(indianaベース)に成ってさらに引き続き公開され続けるそうだが、リアルタイムにソースを引っ張ってきてアップデートしつつ使えたりするのかと言えば、それはどうもあやしいらしい。
どうなるのやら。
バンブルビー続き。
もうちょっとで腰と脚を接続できそうな予感。
パーツの細部仕上げはあとでまとめてやろうなどと考えていたが、大いに泣くはめになりそうなので、ぼちぼち丁寧に仕上げながら進めたほうが良さそうである。