親父殿のThinkPad T60のXPが腐りに腐ってかつ、HDDが古いSATAドライブであるのがとどめで、起動に2分、終了に2分、その他もろもろ大したこともしていないのに何分も待たされるありえないダメマシンと化していた。
「壊してもうた」と言われ整備しにいくと、潰す時間の7〜8割が何もしないでPCの前で待ってる状態であるのにいいかげんぶち切れ、ここはもう機械的速度アップでごまかすべしとSSDをさくっと注文。
64GB以上の安いやつ、という条件設定くらいでほとんど吟味せず「OSを選ばない独自ガベージコレクション機構搭載」とかいう「SSDNow V+100」の売り文句を見て購入を決めたはずなのだが、実際に買ったのは「V100」だったのに気づく。
おや? 調べてみると、ついちょっと前にデータ消滅バグが発覚してファームウェアアップデートがかかった直後の地雷モデルであった。
購入ページに「当社の製品はファームウェアアップデート済みです」と書いてあったのを良い方にとらえていたのだが、逆だったようだ。
異様に安いと思ったら何というトラップ。
買ってしまったものは仕方がない。
とりあえずtrimが使えないと話にならないSSDなので、自然とOSはWindows7でないとだめになってしまった。
というか、XPはもうウンザリなのでむしろ歓迎する。
セクタ境界問題はとりあえずインストールしてみてから考えるとして、まず普通にインストール。
さすがにむちゃ速い。
インストール後 CrystalDiskMarkでベンチをとってみた。
思ったほど数字が上がらないですな。
取り出してfdiskで確かめるとheader/sectorは64/32、第1パーティションは第2シリンダから始まっているので境界問題で遅くなってる風でもない。
CPUとチップセットの限界だろか。
ともあれ、ランダムライトがこの速度なら一応本気モードに見える。
起動時間はデスクトップを表示しきってディスクアクセスがあらかた収まるまで50秒ほど、終了は数秒と文句なし。
ずっとこうならいいんだけど。
Windows7が自動でSSDと認識してくれているかと思いきや認識されていない様で、superfetch、prefetch、ディスクデフラグのスケジューラ、全てオンになっていたのでオフにしておいた。
ドライブの評価は6.7だったんだけどねぇ。
superfetchについてはプチフリがあまりにもひどい古いSSDドライブの場合はオンにしておいた方がいいそうである。
このドライブも搭載コントローラ的にはいわゆるプチフリSSD扱いになると思われるが、今のところ通常使用中はそういう症状は出ていない。
あとは親父殿の仕事がらみの物がWindows7でも問題なく使えるかどうかだが、そろそろいい加減「XPじゃないと動きません」は通用しないでしょう、世間的に。
とは思うものの、怪しい。
漫画のネタが一応脳内で最初から最後までほどほど筋が通ったのでキャラデザ開始。
たぶんそろそろとっとと仕上げにかからないとまずい気がする。