OS X 10.3 Panther導入

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 さっそく買ってきてニコヤカに上書き(10.2.8上)インストール。うちの環境ではただですまないだろう、という懸念通り、いろいろありやした。
問題があったのは、

*純正のPerlが5.8.1になっているのだがライブラリに互換性がなくPerlMagickが動かない。PerlMagickのコンパイルし直しでもダメ。なので、Perl5.8.1そのものをインストールし直した。

*純正のMTAがPostfix 2.0.10(おそっ)になっていて、ぶつかりまくり。純正を消し飛ばして、独自ビルド(2.0.16)のを入れてみたが、コマンドライン上のsendmailがうんともすんとも動かない(warning: premature end-of-input on /usr/sbin/postdrop -r while reading input attribute name、のワーニングのあとにエラー)のが気持ち悪いので、純正のに戻した。ちなみにhashなDBを読んでくれないみたいなのでdracdを-L/usr/lib -ldbm とhash指定を消して(btree使用)コンパイルし直した。
 アップルのサポートが良ければこのままでもいいんだが。しばらく様子見。

* アプリケーションフォルダを別パーティションでマウントしてる場合、CDからPanther上書きインストールするととても悲しい目にあう。どういうことかというとアプリケーションフォルダに入るべき物がいっさい入らない。ので、OS本体インストール終了後、/Library/Receiptsの中の入らなかったのに入ったことになっているパッケージのレシピを削除して、パッケージをインストールしなおした。

AdditionalApplications.pkg
Essentials.pkg
Japanese.pkg
X11User.pkg
辺り。

*smbがよくわからないことになっている。システム環境設定の共有で起動させるとxinetdで待機状態に入る。StartupItemsの中にはsmb関係のものがいっさい無い。どこいったんだろ。xinetdは使わないことにしたので、とりあえず直起動しておくことに。で、前はアカウントパネルにWindowsからのログインを許可する、というスイッチがあったのだがそれがなくなっていて、しかもWindowsからログインできない。なのでsmbpasswd -a whoでアカウントを新規作成、smbpasswd -e whoでアカウント有効化。どういうこっちゃろうか。謎。

*なにかおかしいなと思ったらとりあえずディスクユーティリティでアクセス権の修復。ただしかけるとPostfix関係のアクセス権がおかしくなるので要手動修復(UID 27をpostfix GID 28をpostdropにしろ、ということらしい)。

*そのほかは特に問題なし。むしろ快適になった。うむ。



*Pantherで新規ユーザーを作った場合、認証方式がshadow passになるようで、proftpd、popperなどの認証がPantherでの新規ユーザーに限って失敗するようになっている。認証にPAMを使えばいいようである。(2003 11/5追記


以上、軽く速報でありました。


2003 10/30 updated / C's gallery OS X Tips