竹書房「ナマイキッ!」休刊&「WEBコミックガンマぷらす」創刊・オンライン移行記念、小武と竹書房との歴史探訪第2弾!
……2001年当時というとエロゲー業界を辞め、フリーになって間もなくエロゲー業界で下請け(イラスト方面ではなく画面デザインやらロゴデザインなど)をやりつつ、P-mateでカラーイラストを連載させていただいて絵描きフリーランスとしては若干調子に乗っていた頃。
漫画業界は今とはまったく違う、まだひと昔前の様相であった頃。
そんな時来たのが竹書房「NAMAIKI!」からのカラー8P漫画原稿オファー。
夢の商業誌掲載!
ストーリー漫画なんか描いたことないけど、漫画や映画は好きだし何とかなるっしょ!
カラーイラストはそこそこ描けるし、デッサン力もそこそこないこともない、頑張れば将来的に遊○人さんのような活躍も不可能ではない!と熱い期待を寄せる編集さんに勢いよく乗っかっちゃう小武氏。
何とかなりませんでした。
当時の小武のスキル、さらに気質共に商業誌で通用するものではなかった。
――本当に本当の太鼓判を押せるど素人だったのだから当たり前である。
隔週連載で半年ほど続いたが、毎回反省とスキルアップを図るべくもないほど脚本とコマ割りと作画にまさに溺れるようにもがき苦しみ続け(一片たりとも楽しくなかった)あっさり打ち切りに。
あれだけ熱く語っていた編集氏もあっさり短いお知らせメール一通で関係終了。
※今考えるとあそこで「そこそこ」描けたとしてもさして結果は変わらなかった気もするが
「初の本気(のつもり)の漫画執筆」
「初の商業誌掲載」
「初の打ち切り」
と竹書房との邂逅を終えての小武の当時の感想は次の通り。
「わし漫画で食べていくのムリ」
(その3に続く)