日記ブログ、または雑多なメモ
2011年4月14日

GNOME3のビルドとインストール(旧) / X300のCPU冷却ファン





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GNOME3子ちゃん。 帽子だけやないかという話もある

 GNOME3がリリースされた。 KDE3が4になったのと同じようなメジャーアップデートとなる。 ちなみに同日リリースされたKDE- 4.6.2の開発コード名は「congrats」でおめでとう。

 早速USBメモリライブ起動版を拾ってきて、主力マシンのThinkPad X300でお試し使用してみると、なかなかいい感じだったのでインストールしてみたくなった。 しかし、手動で全ソースダウンロード、ビルド、直接生インストール、なんてするとぐちゃぐちゃになって後が大変である。



 以下インストールに関しては若干修正したものを別日 (deleted)に再掲したのでなかったことに。



 というわけで、depsリストとダウンロードしたソースを用意しておけば、勝手にビルド+txzパッケージ化+アップデートするシェルスクリプトを書いた。 depsリストにおおまかな最終目的パッケージである「gnome-shell」を入れておいて、configureで「何々が足りません」と出たらソースを落としてきてリストに追加していく形で進めることに。 基本的にgnome2環境はgtk+-2アプリに必要なもの以外はきれいさっぱりにする前提。 ちなみにシステムは一応Slackware64。

 下準備として、
・gnome、bonoboの名が付くパッケージを全削除
・libwnck liboobs gtksourceview js-1.x を削除
・gobject-introspectionをインストールしてgirの名が付くパッケージを削除
・クリーンインストールしたいのでgstreamer系を削除
・動画環境のためにffmpeg、faac(faadはたぶんいらない)、x264等を最新にしておく

 さらにslackwareではintrospectionがdisableにされてるのでorbit、gconf、gtk+-2関連と gtk+-3関連においてintrospectionをenableにしてリビルド。

 しょっぱなに来る要求パッケージのひとつ「mozilla-js」の取り扱いもやっかい。 firefoxかseamonkeyが入っていれば良い、という話をみかけたが、xulrunner- 1.9.2をディストリ配布のソースパッケージから作ってインストールしておくのが一番安全パイの模様。 手動で直に生make installすると失敗すると思われる。

 で、depsリストは最終的に以下のようになった。

ORBit
GConf
gnome-icon-theme-3
gnome-icon-theme-extras-3
glib-networking
libgnome-keyring-3
gnome-keyring-3
libsoup
gjs
json-glib
gstreamer
gst-plugins-base
gst-plugins-good
gst-plugins-ugly
gst-ffmpeg
clutter-1
clutter-gtk
clutter-gst
gnome-doc-utils
mutter
libcanberra
telepathy-glib
telepathy-logger
gsettings-desktop-schemas
system-tools-backends-2
liboobs-3
gnome-system-tools-3
gvfs
gnome-desktop-3
nautilus-3
libgdata
libgweather
evolution-data-server
libnotify
libxklavier
libgnomekbd
gnome-settings-daemon
gnome-control-center
gtk-engines
gtk-theme-engine-clearlooks
gnome-themes-3
gnome-themes-standard
gnome-icon-theme-symbolic-3
gnome-power-manager-3
gnome-screensaver-3
gnome-session-3
gmime
polkit-0
polkit-gnome
udisk
upower
file-roller-3
libgtop
libwnck-3
glibmm
atkmm
pangomm
cairomm
gtkmm-3
gnome-system-monitor-3
vte
gnome-terminal
libglade-2
gnome-backgrounds
vala
librsvg
libpeas
eog-3
gtksourceview-3
gedit-3
#epiphany-3
gconf-editor-3
#NetworkManager
libunique-3
gnome-disk-utility-3
gnome-utils-3
dconf
gnome-menus-3
gnome-panel-3
gnome-shell
gnome-bluetooth-3
lcms2
gnome-color-manager-3
gnome-common
accountsservice
gdm-3
totem-pl-parser-2
totem-3


 やっぱ長い。 gnome-shellだけならこの1/3くらいで終わるのだが、それだけではどうにもならんのでepiphanyなど一部ややこしいものだけ避けて、主要なものはほぼ全部入れた。 この順序であればうまく構築できるはずだが、保証はなし。 まだuimを gtk+-3対応でリビルドしていないのでgtk+-3アプリで日本語入力できないが、これはあとで。
 gdmはインストール後の/var以下のパーミッション、/etc/pam.d/gdmの設定に注意。 その他、totemのビルド時に「su」だけで rootになって作業するとconfigureでこけるので「su - root」してからビルドするとよし。

 全パッケージ通じて、
PATH=$PATH:/usr/lib64/xulrunner-devel/bin
 とxulrunner(mozilla-js、nspr4、nss)へのパスを通しておき、

--with-gtk=3.0 --enable-introspection
 をconfigureオプションに問答無用で追加。

 また、nspr4、nss関係の要求があるパッケージでは、
   --with-nspr-prefix=/usr/lib64/xulrunner
   --with-nspr-libs=/usr/lib64/xulrunner-devel/lib
   --with-nspr-cflags=/usr/lib64/xulrunner-devel/include


 な感じでヘッダとライブラリの場所を指定。


 ひと通りインストールが済んだら、

$ sudo chmod 755 /etc/gconf/gconf.xml.* #反則?
$ f=`ls /etc/gconf/schemas`;for i in $f; do gconftool-2 --install-schema-file /etc/gconf/schemas/$i;done #ユーザの設定スキーマ更新
$ sudo glib-compile-schemas /usr/share/glib-2.0/schemas/ #おまじない
$ gconftool-2 -t string --set /system/gstreamer/0.10/default/audiosink pulsesink
$ gconftool-2 -t string --set /system/gstreamer/0.10/default/audiosrc pulsesrc
$ gconftool-2 -t string --set /system/gstreamer/0.10/default/musicaudiosink pulsesink

 などとしておく。 しておかないとまともに起動しない。


 最終的にGNOME3の起動は.xinitrcの最後で、
- exec startkde
+ exec gnome-session

 に変えるだけ。 だが、XDG_DATA_DIRS、XDG_CONFIG_DIRSの内容も気をつけたがよし。
アイコンが表示されなかったりmimeがおかしくなってるときは、shared-mime-infoを再インストールすると治るはず。

../../diary/pic/pic11041301.png


 で、結局こうなった。
 一応、LiveUSBメモリ版と同じ外観に。 外観の調整はシステム内のcssファイルを直接いじれば一応できるが、今のところそのためのguiはない。 (追記: gnome-tweak-toolで若干いぢれる)

../../diary/pic/pic11041302.png

 設定項目。 少ない。 必要最低限のものはあるので、使用に困ることはないと思われる。

 主要デスクトップ操作が3Dデスクトップによって補われた分、システムそのものを超シンプル化した、というスタンスは好きである。 おかげで起動もかなり速い。 しばらく使い続けてみるとしよう。


 最後に、gtk+-3で日本語入力できるようにuimをリビルドしておく。 gtk+-3に対応しているのはtrunkかららしいので、中の人に感謝しつつ svnから拾ってくる。 sigschemeの最新版は現在ビルドできないようなので0.8.5を持ってきた。
# svn co http://uim.googlecode.com/svn/trunk uim-trunk
# cd uim-trunk
# ./autogen.sh
# wget http://sigscheme.googlecode.com/files/sigscheme-0.8.5.tar.bz2
# tar xjf sigscheme-0.8.5.tar.bz2
# mv sigscheme-0.8.5 sigscheme
# ./configure 好きなオプション
# make ; make install
# /usr/bin/gtk-query-immodules-3.0 > /usr/lib64/gtk-3.0/3.0.0/immodules.cache

 続いてuim-mozcもリビルドして、
$ sudo /usr/bin/uim-module-manager --register mozc
 mozcをuimに登録しなおして終わり。



 ところで、Live版GNOME3を起動した直後、自分のシステムでは入れてあるX300専用特製ファン制御デーモンが、配布OSなどには当然ながら入ってないもんだからCPU冷却ファンがAUTOモードで全開で回りだした。 すると、しばらくしてファンが「グギャーーーーーーーッ!!!」と盛大に異音を発声。 滅多に全開運転などしないところに連続全開運転させられて、突如天寿を全うされたようである。
 早い時期から、「カラカラ」と微妙に異音がすることがあったので怪しいなーとは思っていたのだが、やはりはずれファンだったかねぇ。 もしくは制御デーモンの挙動が適当すぎて、シチュエーションによっては「level1->level2->level1...」としばらく変動を繰り返すことがあるのを放置し続けたせいか? 一度レベル変更したらしばらくそのレベルを維持するように変えた方がいいかもしれない。 あとでソースを見たらpoll timeは5secと充分取られてたので関係なさそうだ。

 そのあといつものシステムでしばらく過ごしていたら再び軸が落ち着いたのか、異音を発しなくなった。 まだ大丈夫かもだ!(あかんやろ)あ、また出た。 うるさい。 旧型bigdogの稼動音のようだ。
 というわけで、ファンASSYと、バッテリももはやウルトラマン並にしか持たない状態になっているので一緒に注文しておいた。



 新しくできた京都ヨドバシの偵察もかねて、久々に出動した。 PCI IEEEカードの中古を見るつもりだったが、よく考えたらヨドバシには中古品は置いていないので、忘れることにした。 あとは景気回復支援としてタブレットの新調を考えていたのでintuos4のデカい板を触ってきた。 いいねぇーーー、やっぱりいいねぇーーー。 描いてるととてもとても楽しそうな使用感。 やはり買い換えるかな。 しかし、ファンとバッテリ買ってしまったからな……



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