VMware + Paravirtualization on Linux@X31
VMwareからLinux kernel側へ提案、共同開発とあいなった仮想PC用kernelモジュールが、現行のkernel-2.6.20よりマージされた。
めでたい。
要は今までソフト側でフルエミュレートしていたものを一部kernel経由で直接操作できるようになるため、処理上の無駄がなくなるという代物である
(実際はかなり無理矢理詰め込んだので中身は荒いようである)。
ちなみにCPUの仮想化技術を使うKVMとは別物である。
(方々で見かける情報によると、CPUの機能を使った仮想化の方は今のところ遅くて使えないらしい)。
それにしても、たしかに考えてみるだけでもウホッと軽くなりそうな仕組みである。
試してみなければならん、というわけでParavirtualizationに対応しているWorkstation6betaを試してみた。
kernelは2.6.20.2。
むりやりck patch
(今のところ素のスケジューラがしょぼいので、これがないとやっとられません)を当て、さらに「paravirt_opsがありません」問題の回避のために
コレ 辺りをパッチ当て。
そのあとWorkstation6betaをインストール。
実速度を見てみたいので、デバグモードはとりあえず今だけオフ。
仮想PCのparavirtualizationスイッチをオンにしていざ起動。
うむふむ、軽い、軽いぞ……軽い……カナ。
ほんとは「すんげー軽くなった!!」感じだし、論理的にいって軽くなってないわけがないのだが何しろ気分屋な私ですので、いつも通りのプラシーボ効果かもしれない。
なにかわかりやすいベンチマークがあれば試してみたいところではある。
そういえば、上記作業をしているときにdmesgを眺めていたら、
「X86_SPEEDSTEP_CENTRINO_ACPI」はすでに古いので「X86_ACPI_CPUFREQ」を使いたまえ
というログがふと目についたので、その様にkernel configを直した。
centrinoユーザはご注意である。
下の姪が第一志望校に受かったらしい、なかなかやるな。
おめでとう。