24日(土)D40のハイライト飛び修正 @ UFraw with Linux 撮り始めから気になっていた、D40の明部の白飛びをなんとかしようと画像処理関係の設定箇所をいろいろ確かめてみたが、JPEG撮ってだしでは根本的に解決は無理な模様。
ほなでは、と初RAWデータいじくりをやってみた。
何でいじるかが問題だが、これ系に強いのがLinux。
ちゃっかりUFRawというオープンソースRAWデータいじりツールがある。
ついでにgimpプラグインがついてくる。
というわけで、UFRawをコンパイル・インストールしてgimpにRAWデータを飲ませたら、エディットプラグインが起動した。
こんな感じ。
直感的に操作できるので特に何も困らず。
すばらしい。
とりあえずヘナヘナといじってみた。

JPEG出しデータ

RAWデータからいじったもの
JPEG出しデータでは当然ハイライト部のデータは白くつぶれたままだが、見ての通りRAWでは結構しぶとく残っていて救済可能。
突貫工事でいじったので少々階調ムラが出てるが、まあそれはおいといて。
こうして見ると、JPEG出しデータの方はフラッシュをたいて撮った画像のようで不自然ではある。
とはいえ毎回RAWをいじるのも手間ではある。
JPEG出しの方、もうすこしハイライト部をやわらかくしてくれんもんかねぇ……
日中の逆光でRAW+BASIC出ししてみた。
JPEG出しの画質設定はすべてAUTOを切って、標準状態。

AF Nikkor 20mm F2.8 Nikon D40
1/160sec f22 iso200 MF
左がJPEG、右がRAW。
このどアンダーからでもここまで底上げできる。
なかなか強引な力技。
しかし、さすがにノイズが目立って画質も落ちる。
それにしても笑っちゃうくらいゴースト・フレア出まくりである。
20mm F4に交換したい。
ちなみに35-70mmでもやってみたがブルーミング出るわー、暗部はつぶれてるわー、でダメであった。
フィルタを用意すべきか。
ついでに小物撮り的見地からのRAW出し。
実験終了といっていたのに結局実験している。

JPEG出し(画質ノーマル・WBオート・BASIC)

JPEG出し(gimpでレベル補正)

RAW出し
JPEG出しがやたらと濃いのは、20mmレンズの特性とD40の液晶のガンマのせいなのでおいといて。
ディスプレイで見やすいようにレベル補正したものは、RAW調整のものとほとんど区別がつかない。
厳密に言えば部分的に情報が失せてダイナミックレンジが飛んでしまうのだが、このあたりは職業的、もしくはクレイジーマニアクラスの問題ではある。
・レンズのハイライトの艶めかしい感じが飛んでいる
・レンズボディ横のボケ具合が飛んでいる
・鉛筆、その他の背景の色がピーキーでやかましい
このあたりはパッと見で感知できるとは思われる。
この処理をJPEG出しにほどこしてもキチャナーくなるだけなので、そこがRAWのありがたいトコロ。
でもX31で見ると液晶の上下で発色が変わるのでワカンネ。
まあ、極端にハイライトが飛びでもしない限りはJPEG出しで充分というところか。