日記ブログ、または雑多なメモ
快感チェンジ単行本発売
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快感チェンジ真琴
 仕上げようと思ったけど、どうもスペシャル感が出ないので途中でやめた真琴ちゃん



注)どーにも何か誤解を受けてしまうはしょり具合な文章だったようなのでリライトしました。 時間がないときや疲れてる時はややこしい誤解を受けかねないネタは書かないほうがいいですな……(2015/04/26)


  自分自身の作品と絡めて好きな作品・話の傾向みたいなものを軽くネタとして書きたいなぁ、と常々思ってたんですが、きっかけがなくて今まで書いたことがなかったんですよねぇ。
 で、最近、快感チェンジ単行本が出て複数話通しての感想がちらほらといただけるようになったわけですが、その中に「ご都合主義」とか「展開が急すぎ」とか「予定調和」とかあらせられたりします。 いや、これね。 興味深いと思いました。 いわば世間的にはマイナス評価部分ではあるんですが、自分自身はご都合主義、展開がさくさく進む話が好きなんですよ、これが。 水戸黄門とか。 サザエさんとか。 ハリウッド映画とか。 B級Z級おバカ映画とか。
 ちなみに私的にはジャンルとしては「前向きなご都合主義」は「おバカ(褒め言葉)」という集合の一部に入れてます。

 で、残念ながらというか、当然ながらといいますか、エロ漫画メインである以上あまりそっち方面で好評価をもらうように描いてしまってもいけないわけですが、実際、好評価の中にはそういう評価は目立って見えません。 ので、趣味傾向の影響が結果として出ているものとしてあえて低評価側から拾うというややこしいことになりますが、ご了承を。

 たぶん、ここまで徹底している「おバカ(褒め言葉)好き」は世間的には少数派だとは思うので、少数派から見る視点となるかと思いますが、きっかけを頂いた!と無理やりこじつけ、この「ご都合主義」「おバカネタ」系統の話を書いてしまおうと。


 実際のところ作者の好きな話というのが、

「凶悪犯罪多発地区で警官が殺されてロボット刑事としてよみがえる話」とか

「上空2万メートルを飛ぶ旅客機を襲うメガシャーク(見どころそこだけ)」とか

「男性陣で旅行中立ち寄った村は女性だけがゾンビになる村だった」

とかいう感じです。 どうですか、このわかりやすいおバカ(褒め言葉)系統。 メガシャークはある意味傑作だと思います。 で、そういう人が漫画を描いたらどうなるか……すいません、お察しください。

 あと、ご都合主義といえばたまに映画評論で見かける「アメリカのご都合主義にこり固まったハリウッド映画など観るに値しない」という評価についても、「自国に都合のいい話を描かなくてどうすんだ、ご都合主義上等!」と思うタイプなので、そういうご都合主義映画が好きな人が漫画を描いた場合どうなるか……これまたお察しください。
 いや、まあさすがに「エネミー・ライン」とか決して人には勧められないんですが、かなり好きです。 ロバート・A・ハインラインとかも熱くてグッド!
(追記:好き好き書いておいてなんですが。 これ系統の映画について、作中のフィクションの国や史実っぽいものと現実を区別できない方は精神衛生上観ないほうが吉だとは思います)


 その他、観るのが好き(または描いてみたい)嫌い(観ない。 またはよほどきっかけでもないと描かなそう)の傾向としては……

 泣かせるため/感動させるために最初から最後まで周到に脚本が組んであるのが透けて見えてしまうような話は冷めてしまうので苦手。 それがメインでなく、普段は別のテーマの話の中に、「ごくごくたまーに」プレゼント的に不意打ちでそういう話が来るのは好き。
 不意打ちと言っても、作品の本来の世界観(のように見える物)を崩すことが前提でそのギャップを楽しんでください、というのはご都合主義大好き人間からすると無駄に徒労感に襲われる。 押井守さんの作品系統なんかも、観ると「喪失感的なものに襲われてそれが良い」のは感じるけども、ツライ方が先立つのが苦手。 それ系でいい感じ!と思った映画は超古いけど「ダークシティ」だろか。 アホっぽかろうがなんだろうが、できれば「破壊」のあとはしっかり「救済」が来るのがよい系。


 と言った感じの趣味傾向の持ち主です。 好きであっても脚本能力の発揮具合で効果がどう出るかは未知数なところではありますが、もし拙作を読んでいただいたときにでも、何かその辺の部分をいい方向で感じ取っていただけるようであれば、作者としては幸いであります。 合わない方はごめんなさい。

 尚、なぜ「ご都合主義」「おバカ」が好きなのかはまた機会があれば書きます(でもたぶんそんなに大した話ではない)。


 ちなみに、いくらおバカが好きであってもエロシーン中におバカ成分、またはギャグは入れてはいけません。 鉄則です。




 うーむ、自分の中では元々すごく単純な話だったのだが、人に正確に読んでもらうにはものすごく複雑な話であることに気がついた。 思いつき侮りがたし。


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小武 (管理人) eta2@tim.hi-ho.ne.jp