日記ブログ、または雑多なメモ

iPad pro + Apple Pencilを注文してみた




快感チェンジ単行本発売
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 自分と同じくV7に乗ってらっしゃる(というか自分のほうが後だけど)漫画家/イラストレーターのキタミ式のきたみさんが、ツイッターでしきりにiPad Pro+Pencilの良さをつぶやいてらして、「そ、そんなにいいのか!?」とひそかに(リプライすることもなく)思っていたのだけど、最近CC2で下絵を描いていてそのペン入力の精度の悪さに疲れることがよくあって……
 突然、iPadで下書きしたら楽なんじゃないかとトチ狂ってしまい、死蔵状態だったCC1をV7に乗って日本橋ソフマップまで持って行って里子に出し、風邪をひき、差額+αでiPadPro(128GB)とPencilをAmazonで注文。
 で、土曜日に両方とも来るはずだったのが、iPadProだけ到着。 (つ、つかえねぇ

CC2とiPadPro

 汚い机だな。 いろいろな意味でまったく購買意欲をそそらない写真になってしまった。


  デカイ重い、と評判のiPadProですが、CintiqCompanion2に比べたら羽毛みたいなもんです。
でも、中途半端に軽くてしかも薄くてつるんつるんなので一回椅子の上から落とした。 落下注意。


 で、まだPencilがないので比較のしようがないけども……それでもiPadの良さはわかる。 とにかく。 軽い薄い。 ガラス面も薄い。 ソフトキーボードでどんな角度から打ってもミスタッチしない。 CintiqCompanion2/1だと、ちょっとでも普段と違う位置に座ったり、キーボードをちょっと横にずらしたりしただけでガラス厚視差(+たぶんキーボードの処理機構の違いで)でミスタッチ連発である。


 CintiqCompanion2、1の時代からずっと仕事に使っていて、十分使える。 それは確かなのだけど、液タブとして明確な弱点があるのも確か。
まず、ガラス厚が分厚くもないが薄くもないのでほどほど視差がある。 これはまあ、慣れるんだけど……ないに越したことはない。 問題は、画面周辺の入力歪みがきついために画面の中央部付近しか実質描画領域として使えない事。

CintiqCompanion2の使える領域


 実用になる範囲はこの写真のキャンバス部分くらいか、それよりちょっと小さいくらい。 なので、実際描くときは描きたい部分を真ん中まで持ってくる必要がある。 それが面倒くさいのが問題なのではなく、
「全体を画面いっぱいに表示させたままバランスを見ながら隅っこに描き入れる」
ということができないことが問題。 これが下書きの時なんかにかなりストレスになる。

 この下書き作業をiPad Pro+Pencilであればなんのストレスも感じず全画面で行うことができるのではないかという思惑……あわよくば完全に引っ越せればハッピー。 だが、さすがにそれは無理か。
 CC2は上に書いたような弱点はあるものの、「液タブ+可搬性のある完全なWindowsPCであること」が最大のメリット(最大のデメリットかも知れないが)なので、しばらくは手放すことはないとは思う。 たぶん。 何よりClipStudioが漫画を描くのに今のところ必須になっている。

 あと、もう一つ。
CintiqComapnion……というかWacomのデジタイザ+ClipStudioの組み合わせ/相性の問題だと思うけど、基本的にClipStudio上ではペン補正をある程度入れておかないと、すぐ線が階段状にガタガタになってしまう。 なので自分の場合、常に若干補正がかかった状態で使用しているわけですが、この補正が曲者で。
 「微妙な頬の線」とか「おっぱいのライン」とか「肩のライン」「太もものライン」……そういうところをスルスルッ!と、描いたつもりが補正のかかったクセのある線がどうしても出てしまうことが多発する。 これを希望の線が出るまで繰り返してると……発狂して心が折れます。
 iPadでこの辺がどうなってるかですねぇ……思った通りの線が簡単に出るのか、やはり補正が絡んでくるのか。 解像度が半端無く細かい事、デジタイザが全く別物であること、からして期待しているんですが。


 何もかもハッピーっぽいiPadも、実際はペンにはサイドスイッチも消しゴムもないし、iPad本体にもボタンはない。 CC2(+ClipStudioやらのWindows絵描きソフトなど)のノリで使おうとすれば「うわっ使えない!」となること必至だが、単純な下書き、メモ装置として割りきれば十分使えるはず。 逆に言えば「ショートカットボタンやらサイドボタンの呪縛」から逃れられる、という「良い方向の進化」に取ってもいいんじゃないかと。 ……の様に使えればいいな、というのが希望的観測。

 ともあれ、Pencilが来たらまたレポしますので~



V7にCC1の箱を積んでみた

 ……ということで、CC1をソフマップを持っていくのにV7で日本橋へ行ってきたんですが、初ETC使用、初高速でした。 ステップに脚が痒くなるジビジビ振動が出る、というのを初めて体感。 ちょうど100キロ+αくらいのときかなぁ。 でも面白かった。 また高速乗ってみたいですな。 阪神高速12号は細くて結構細かくうねうねしてて、車で走っててもちょっと怖いんですが、不思議とV7で走ってるほうが怖くなかったという。 軽量&バンクさせて曲がるという方式ゆえかもしれない。


V7で日本橋


 で、日本橋到着。
日本橋に到着してから思い出したのが、近所にハードオフができたんだったという事。 完全にボケてた。 V7は車で来た時にいつも止めさせてもらっている駐車場屋さんに預け、CC1の箱を持って久しぶりに日本橋を練り歩いた。 最初まるっきり反対方向に行ってしまい、逆方向なことに気づいてまた反対の一番端まで歩くことになったという。
 帰りは歩き疲れたのと風邪気味だったこともあって下道で帰ってきたんですが、渋滞に巻き込まれてむしろ高速で帰ったほうが楽だったかもしれない。
 V7のクラッチ、ムチャ重いわけではないんだけど、微妙に重いのと切れが深いのと半クラを長々とするわけにもいかない(乾式クラッチなので)ので渋滞に入ると「切る」「放す」を繰り返すことになるのでなかなか辛し。


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小武 (管理人) eta2@tim.hi-ho.ne.jp