ということで、面倒なアレコレを乗り越え、iPhone4、5、6とソフトバンクで6年ほどお世話になってきたが今回でMVNOに移行、機種は中古のドコモXperia Z3 Compact(SO-02G、以下z3c)。
z3cはお安かったものの新品にしか見えない美品な上にバッテリーも元気。
よかったよかった。
実際どのくらいの節約になったのか。
【ソフトバンクのままiPhone7 128GBに機種変した場合】
機種代込み下取りありの実質ゼロ円、全部のキャンペーンを盛り込んで
月約6700円(アップル保証なし)
【MVNO・Freetel+z3c】
(中古z3c機種代35000 - iPhone6買い取り(ドスパラ)28500) / 24ヶ月分 = 270円
通信費「使った分だけ安心プラン」(音声+データSIM段階制・ドコモ回線)1000円
事務手数料が現在キャンペーンで3000→299円
計月1270円。
毎月約5430円の節約。
……安いッッ……まあ、ほとんど使わない自分だからできるプランだけど。
あと健康保険もたまたま安いのに乗り換えたので、今後ものすごい節約になるな……というか今まで払いすぎてた……
もうひとつ、大手キャリアの面倒な点は値下げキャンペーンなるものが全部「2年」で終わるので2年後にまたわずらわしい機種変更をしないと値段が大幅に上がってしまうことだけど、MVNOはそういうこともなく放っておいても同じ値段なところが利点である。
デメリットは「MVNOが2年後にも存続しているか」辺り?
以下、ちょっとマニアックなネタ注意。
節約はしてもソフトバンク時代と同じように使いたい。
でも、ドコモスマホでドコモ回線のMVNOを使うとドコモ縛り設定のせいでテザリングとA-GPSが使えない。
A-GPSはともかくテザリングくらいはしたい。
だが安心、そのままでも一応オンメモリ的にPCから設定を変更することは可能。
ただ、再起動したりSIMを差し替えると設定は元に戻る。
root化してシステム自体を書き換えてしまえば恒久的に設定を変えられるのだが……そこまではすまい!!!
そこまではすまいと思っていたのだが、Xperiaでツイッターを見た途端「(ナビゲーションバーのせいで)画面狭ッッ見にくッッ」の衝撃を受けてしまった。
これはちょっと実用できん狭さだ……。
そこでナビゲーションバーを消すアプリがあるのを発見してインストールしたが「要rootです」。
ということで(2回め)、お行儀はちょっと悪いがとっととroot化することに。
なんやかんやダメなことになっても今ならノーマルにフラッシュしなおせば済むし。
手順は、
・KitKat(4.4.4 グローバル版でも可)にダウングレード
・root化&リカバリーツールインストール
・互換性のあるSO-04G用のMARSHMALLOW(6.0.1)から作ったpreroot.zipをリカバリーからインストール
・念のために最後にリカバリーツール(TWRP)からファクトリーリセット
以上で無事root化。
ネット上の先達のわかりやすい解説によりできました。
ありがとうございます。
root化してからやったことは、
・A-GPSの設定をグローバルモデルのもので上書き、一部設定を日本仕様に変更
・ナビゲーションバー(とステータスバー)オート隠しアプリをインストール
・テザリング設定変更。
global設定データが入っているxml内のtether_dun_requiredを0に。
build.propに設定1行追加
・TitaniumBackupでいらないドコモアプリとシステムを全部無効化
・initファイルを書き換えてCPUガバナーをconservative仕様に変更、mc_sched_power_savingをオン
以上を全部やってからsupersuの設定画面からunroot。
unrootしてしまうとナビゲーションバー隠し機能がなんちゃって状態になってしまうが、そこはまあご愛嬌。
それでも(一応)ちゃんと使える。
なお、機種設定部分をいじらなかったので、このz3cは現在SO-04Gです。
という感じでXperiaでもiPhoneのときとだいたい同じように使えるようになった。
めでたい。
ちなみにfacebookのアプリは入れないほうがいいです。
バッテリー吸いまくります。
それにしてもCPUガバナーのあたりなんかは、まんまlinuxのkernelと同じなのでいじっていて懐かしくなったねぇ。
「そういえばPCでもまったく同じ設定にしてたなー」
とか。
ちょうど自分がLinuxをいじってた頃にLinuxのkernelの横でAndoridのkernelのツリーも開発が並行して進んでいたんだけど、やっと実物を触れたんだな~~(遅い