突然出てびっくりしましたが、iPad版ClipStudio Paint EX。
締め切りが終わったのでさっそく入れて試用してみた。
正直「iPadのCPUじゃ使い物にならんでしょ」となめてかかっていたのだが、ところがどっこい。
普通に使える。
普通に使えすぎて
「iPadでClipStudioを普通に使えているということに違和感を覚える」
というところから慣れないといけなかったという。
だらだらと長文を書くより、良い点と悪い点をリスティングしよう。
まず良い点。
・ほぼPC版がそのまま移植されている
・Apple PencilとiPadの描き味はそのまま生かされている(ワコムタブの癖とはだいぶ違う)
・
もうPCのワコムドライバの不具合に悩まされずに描ける
悪い点(?)
・まあ、ちょっとペンは重いかもしれない(が、良い点にも書いた通りワコムタブのペンの癖とは違って本当にそのまま遅れるだけで筆筋は完ぺきに追ってくるのでさほど困らない感じ?)
・むちゃくちゃ重い処理(B4 600dpi見開きサイズで4~5レイヤ丸ごと拡大縮小するとか)をさせるとさすがに固まる
・快適に描くにはやはり外部キーボードが要る
・作品編集機能が付いているEX版のみで、月額980円(半年試用無料)は趣味で使う人にとってはちょっとお高いんじゃないだろうか
・ハードからOSまであくまで「モバイル」なのでサポートが長期的にどうなるかわからない
・少なくともiPad本体は2年ごとに新型が出て基本的に旧型は見捨てられる
こんなところですかねぇ…。
とりあえず自分は塗ることに関してはもうPC要らないかも、と思えるレベルで使えております。
バックアップ、印刷・出力なんかを考えると PCは要るんだけど。
ともあれ一番肝心なところは
太字の部分かもしれない。
iOSはiOSで持病があるのでどっこいどっこいかもしれないが…(それでもドライバの不安定さよりはマシだと思う)
あとは机(PC)に向かわなくても寝ころびながらでも、お出かけ先でも本当にどこでも仕事レベルの塗りができるようになる、というのは大歓迎でございます。
嬉しいッッ!!
※線画仕事に関してはレビューは保留。
今後しばらくテストしてみる予定