1/100ダグラム・フルスクラッチ作戦 その1
複製に入ったついでにサブタイトルを変えてみる。
で、勢いに任せて拾い読みした知識を思い出しつつ腕の原型用型製作開始。
型取りブロックに粘土を詰めてパーツを配置。
実験だし、けちけち行こうと小さめにブロックを組んだのだが、小さくしすぎた気もする。
原型がなにせ粘土製だし、表面ならしは手間がかかった。
下手にヘラが当たると損傷してしまうのでびびりながら作業。
で、シリコンを入れ……ようとしたら缶の底に沈澱して頑固に固まっていたのでしばらく必死に混ぜる。
シリコン硬ぇぇぇぇ。
混ぜ終わって、100グラム辺り15滴くらいの分量で硬化剤投入して撹拌、流し込む。
エアダスターでぶしゅーっと吹きつつ気泡をつぶしながらの作業。
結構楽しい……と思っていたらエアダスターが切れた。
あわててストローを持ってきて口でふーふー作戦に変更。
ふーふー。
ある程度パーツが隠れたら残りのシリコンを流し込む。
4時間くらいでほぼ固まった。
ブロックを外して粘土をもぐ。
何か変だ……。
あ、かみ合わせ用の凸凹をつけわすれているではないかっ。
と、うなだれつつ丸彫刻刀で手彫りしてみる。
まあ、問題ないっぽい。
で、またブロックを組んで対シリコン剥離剤を塗って再びシリコンを流し込んで硬化を待つ。
固まったのでばらしてみた。
そして、原型が壊れた。
ふ。
ともあれ型はできた。
型を合わせてゴムバンドで止めて、ようし、キャスト流すぞー、と紙コップにA液B液を同量入れ、覚悟を決めてビーカーの中へ同時投入、撹拌。
気泡ができない程度になるべく急いで混ぜて、とろーっと型に流し込む。
トロトロトロトロトロ……トロトロトロトロ……あり?剥離剤塗ってないぞ(汗 まあ、今さら嘆いてもしかたない、トロトロトロトロ……あり?入らなくなったが、空気抜き穴からキャストが湧いてこない。
途中で止まったか、とガックリする。
がっくり。
キャストって初期硬化がべらぼうに速かったのですな。
で、落ち込みつつも、かぱっと型をあける。
おぉ?一応最後までキャストが回っているゾ。
と思ったが……
やっぱり回りきっておりませんでした。
チャンチャン
剥離剤を塗ってちゃんと型を傾けたりすれば(すっかりし忘れてた)回りそうではある。
が、初期硬化までにそれができるかどうかですな。
なんちゅうか、型設計の失敗であった。
でも、原型壊したので意地でもこの型で抜かねばならん。