現状Cubeは、
・PowerPC 7457 G4 1.3Dual
・Radeon8500
・Seagate Barracuda 11 250GB
・自作温度感知可変ファンコントローラ回路
・ファン x2
と追加改造していて12Vラインがぎりぎり足りない。
特に夏場にファンの回転が上がり気味になって12Vの消費が増えると、DVDドライブがまともに動かなくなるという長いこと持病持ちだったりする。
ここ最近の暑さでまたもや病気が発動しだしたので、今さらだがいいかげん何とかすることにした。
12Vの足りない具合については、ファンコントローラを取り去ってファンを全力運転させたまま起動するとHDDがスピンアップすらせず、逆にファンをとっぱらうと症状が出ない。
ということはファン二個分くらい(2W前後?)どこかで消費電力を間引けば解決するはずではある。
まず試しにHDDを電力食いそうなBarracuda 250GBから、スペック上は低消費電力っぽい手持ちの日立Deskstar 250GBに変えてみた。
少なくともアイドル時1〜2Wは減ってるはずと思ったのだがなぜか症状は変わらず。
次にスマートな方法はDC/DCボード手前の28Vから新たにもう一本12Vラインを作る、というのが良さそうだが今から電源コンバータ回路の勉強をするのはツライ。
となると残る手は、あまりやりたくなかったがHDDをあきらかに省電力な2.5inchにしてみるくらいしかない。
っちゅうことで、2.5inch SATA -> 3.5inch IDE変換箱と2.5inchSATAドライブを買いに日本橋へ。
HDDは新しいモデルの方がより省電力、速いだろうからWD3200BEVTの新品¥3400辺りにしてみようかと思ったら、WD6400BEVTの中古¥3980というのもあった。
どうせならでかい方が良いわけだが、容量的にビッグセクタなのかそうでないのか微妙な境界付近でしばらく店員さんと一緒に悩んだ末、ラベルを見る限り通常セクタのモデルらしいのがわかった(WDのモデルはAFDの場合必ずラベルに注意書きが書いてあるらしい)ので結局WD6400BEVTにした。
怪しげなパッケージングの変換アダプタ
帰ってから早速交換作業開始……してから気づいたがこの変換アダプタ「3.5インチハードディスクを完全再現!!」とかいいながらコネクタの配置がむちゃくちゃでんがな。
箱の絵を見てなぜ気づかなかったのか。
とりあえずジャストサイズなCubeの純正ATAケーブルではコネクタに届かず接続できないので、余ってた何かの付属品の若干長め(つまり普通)のATAケーブルで代用することにしてケーブルを交換。
だぶり気味のケーブルは折りたたむとさほど問題なくケースに収まった。
変換アダプタはプラスチック製なのでHDDの固定具を兼ねるヒートシンクは取り付けず、普通にネジ止め。
ちなみに変換アダプタ箱の排熱具合は換気スリットが慰み程度に上面、下面共にあるもののCube内はぎちぎちなので効果あるのかどうか不明。
全体的には発熱量と発熱体の表面積が減った分マシになるとは思うが、HDDの温度がどうなるか気になるところではある。
……というか確実にやばそうなので何か対策を考えないとダメだな。
組みあがったのでドキ胸しながら起動。
さすがに電源容量オーバーは解決できたようで、DVDもこけなくなった。
めでたし。
体感速度の変化はランダムアクセスで若干遅いような、もしくはほとんど変りなし、シーケンシャルでは結構速くなったような気がする。
真夜中のまったく音がしない環境ではドライブの中低音の唸り音が微妙にちょっと気になるような。
やはりWDは独特の回転音がするのだな。