日記ブログ、または雑多なメモ
女主任・岸見栄子単行本発売
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 曜日がズレとった。

 で、ゴルゴ13。
正直見たくなかったのだが、一応見てみた。 大方のゴルゴ13マニアが想像するであろう結果を裏切らず、
「やってはいけないことを全てやりのけて、やるべきことをあまりやらなかった」というスゴい出来映えであった。 というか、あれはボルボ西郷だったのじゃないかと思う。


 なんでゴルゴ13を動画化すると期待を裏切らずことごとくあぁなるかというと、元が「劇画」ということでアニメスタジオが世間でよく認識されているデフォルメされた「劇画風」アニメを作ってしまうからですな。 ボルボ西郷みたいな。 そもそも原作の劇画スタイルというのは、映画風の漫画ということであぁいう体裁になり、故に劇画と呼ばれる。 それを動画化する場合、元の「映画」風に「戻す」という作業になるはずなのだが、さいとうプロはやらない。 残念ながらさいとうたかを氏が生きてる間にそういうスタイルでアニメ化される事はないであろう、と大方のゴルゴマニアはすでに悟っていると思われる。 なぜかといえばさいとうさん、金つかわねーから。
 もしくは、あれがまさしくさいとうさんの思い描く動くゴルゴのイメージなのだ、というどーしよーもない推測も成り立つが、それはファンとしてはやりきれないので考慮しない。
 ともあれこの先、一応どうなっていくか見ていこうとは思う。 たまたまチャンネルが合ってたら。


 先日ボーンアルティメイタムを買って見直したばかりだから言うわけではないが、ボーンとゴルゴ13はそっくりである。
*格闘、狙撃、その他技術知識の天才で異常な身体能力の持ち主
*自己の信念でしか動かない
*強運が味方
*世界各地にロケが移動し、見ている人間は現地の雰囲気にひたれる
*ひとり軍隊vs組織の構図
*主人公の生い立ちが謎。 本人自身も知っているかどうか疑わしい

 こういうエージェント系統の主人公だったら皆こうだろう、という向きもあろうけども、その極端な個人主義、アナーキストぶり、ニヒリズムな作風がそっくりかと。 唯一違う点は、
*ボーンは殺し屋をやめる
*ゴルゴは殺し屋のまま悟りを開いてしまった

 という点ですな。 ゴルゴ恐るべし。 というわけで、映像も音楽もボーン風に映画化かアニメ化されたら最高のゴルゴができるだろうなぁ。。。 と夢見るのであった。
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小武 (管理人) eta2@tim.hi-ho.ne.jp