入っていたLinuxをバックアップしてから、おもむろにSolarisをインストール、あわよくばそのまま引っ越しの図。
久しぶりだなぁ。
SolarisというのはSunのUNIX OSのことで現状、正式リリース版をSolaris、開発過渡期版をOpenSolarisというらしい。
X31にはSolaris-nevada- b86というのを入れてみた。
一応OpenSolarisということになるようだ。
nevadaというのは次期Solarisの開発名称だそう。
インストール時の要求搭載メモリが700MB以上となかなかメモリ食い(ただし正式版では減るらしい)なのだが、1GB搭載のX31なら楽勝ですねと思っていたところ、普通にインストールすると進度80%辺りで必ずこける。
テキストコンソールモードでSolaris Express Editionをインストール、とメモリをケチるようにしたら、ようやくインストールが完了。
仕方なく開発ツールは後で手動で入れた。
その後、右も左も判らぬままぼちぼち整備中であるが、現状と展望は以下の通り。
○dbus/halがしっかり整備されていて、デバイスの自動認識自動マウント可
×ただし、SD cardとCFメモリは認識はすれどもファイルシステム(pcfs/vfat)の問題で現バージョンではマウントできない。
Developer Preview2ではマウントできてた気がするのだが
△radeonドライバは存在していてcompizも動くらしいのだが、インストールはかなり難しそう
△省電力関係(tesla-gate)もやはり存在はしているのだが、組み込まれていないので手動で組み込み努力中
×無線LAN周りはかなり整備されて装置はちゃんと動くのだが、wificonfigがしょうもないバグ持ちなため我が家では実質使えない。
直したくてもクローズドソースみたいなのでいじれない
○VMwareの代わりとなるVirtualBoxはバイナリ版がすんなり入り、かつ快適に動く。
ただしUSBとサウンドが鳴らない(いらんけど)
△デスクトップはgnome-2.20でちょっと古い
○aMSN(tcl/tk-8.5)は多少コツは要ったが、すんなりビルド&インストールできた
×seamonkeyがないのでHTMLエディタがない
○Firefoxはあって、Flashプラグイン、PDF関係もばっちり動く
△nautilusは古いしfuseも標準では存在しないので、samba越しに直接ファイル編集ができない。
fuseは一応組み込めるらしい
△ntfsは実質扱えない。
fuseが入れられればntfs-3gが使えるのか?
○ATOKはやはりむちゃかしこくて嬉しいのだが、tk (aMSN)上の挙動がかなりトロい
うーむ。。。
微妙だ。
かなり微妙だ。
Solarisであること、ZFS標準装備、ATOK、VirtualBoxの快適さ(これはLinuxにもあるが)はかなりポイント高いのだがなー。
wificonfigのダメ具合とSD cardでpcfsがマウントできないのは痛い。
引っ越し断念か。