日記ブログ、または雑多なメモ

PCIe x16 に PCIe x1のカードを挿すとどうなるのか




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 まだファイルサーバ機で遊ぶのを懲りてないのかというところではあるが、もう一つ。

 「PCIe x16にx1のカードを挿して普通に使用できるらしい」というのをネット上で見かけ、それならNexconnのマザー(G41-S-K)にSATAカードを2枚挿し、マザーの2ポートと合わせてSATAポートを6個用意できるぞと、またくだらないことを思いつきやってみた。

 カードはOpenSolarisのACLにも載っている、Sil3132 chipset使用の玄人志向の内蔵2ポートSATA PCIeカードを2枚用意。 プレートは取っ払って基板だけをx16とx1のスロットに挿し、RAIDZの4ドライブを接続、マザーの2ポートに残り1台と起動ドライブを接続、起動してみた。 結果、2枚のSATAカードは普通に認識され、起動完了。 RAIDZのプールも見える。 ……が、マザーのポートに繋いであるRAIDZの1ドライブがプールに接続されない。 zpool replaceしようとしても「device busy」といわれてしまう。 プールを作り直せば使えるようになるのかもしれないが、面倒だなぁ。 それにメモリのスロットが一本しかなく、1GBのモジュールしか手持ちがない現状ではメモリも足りないし。 ということで結局Zotacのマザーに戻した。

 で、Zotacのマザー(G43-ITX)にもx16スロットが1本あるので、試しにカードを挿して起動させてみたところ、電源ボタンを押して数秒後に強制リブートがかかる。 ははは。 どうやらビデオカードしか挿せない仕様のようで。 本体が豪華な分、拡張性がまったくもってゼロである。 それにしたって無線LAN搭載はどうかと思われる。

 ところで、ついでにNexconnのマザーでもVIDマスクが通用するのかも試してみたが、BIOSにCPU電圧設定の項目がないため0.8V駆動しかできない。 というわけで、起動させてもしばらくしてフリーズ。 いたしかたなし。 VID6マスク+VID5をクローズ固定にすれば1V駆動できるはずなので試してみたいところだが、部材がない。
 ただ電圧チューンできずとも、BIOSファン設定がCPU/システム共に細かく設定できる上に最低回転数もZotacよりも低めなので、CPUファンを付けていても全然うるさくない。 よって静音PCを作る分には問題なしである。 問題があるとしたらメモリスロットが1本なことだけか。
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小武 (管理人) eta2@tim.hi-ho.ne.jp