1日(月)ピンマスクでVID降下させてファンレスを目論む@Core2 E6300 ホッホッホッ。
あきらめるには速い。
VID降下という肝心な手があったのを忘れていた。
遅まきながらマザーのBIOSを確かめるとCPU電圧を変える項目はあるが、設定可能なのは1.3Vからしかなかった。
ダメ。
となると、ピンマスクしかない。
詳しくは知らないので検索して調べてみたところ、intelのデータシートを見ればわかるらしいということで、E6300の
データシート をダウンロードしてピンアサインとvidの組み合わせを調べてみた。
表(17P. table2.)からすると、VID6を1にしておくと無理矢理全体的に一気に降下させられるのがわかった。
絶縁すると1/highなので、AM5の端子に1ミリ角のビニールテープ片を貼り、何度かCPU脱着を繰り返しピンが貫通してないかチェック後、組み上げ。
高温になってビニールが溶けて貫通なんちゅうこともありえそうだが、まあ大丈夫だろう。
根拠はない。
ところでE6300には2モデルあるそうで、
SL9SA:0.850V-1.3525V
SL9TA:1.225V-1.325V
と動作電圧がずいぶん違う。
うちのはSL9TAだった。
それでえらく安かったのかも?
VID6マスクで下げると思いっきり動作範囲外に落ちるが、まあ気にしない。
その後、CPUファンレスにして稼働実験。
負荷はportsでのkde4のビルド。
室温20℃前後。
・電圧自動 -> BIOS読みで0.9V OS起動中にこけて勝手にリブート。
実験中止。
・1.3V固定 -> 同0.9V OS起動後、負荷かけ開始、30分後にプロセスの一部がフリーズして実験中止。
・1.4V固定 -> 同ほぼ1.0V OS起動後、負荷かけ開始。
約1時間完走。
MAX温度50℃で天井。
・1.5V固定 -> 同1.1V OS起動。
負荷テストせず。
・1.6V固定 -> 同1.18V OS起動。
負荷テストせず。
という感じ。
いずれもBIOSでC1E有効、メモリ、チップセットの電圧は指定できる最低電圧で固定。
CPU設定電圧とマスクによる実際の電圧の変化は、データシートの表で見てとれるとおりの落ち方になっている感じ。
OSからVIDが読めるといいのだが、現状FreeBSDからは読めない。
ともあれ、温度的には非常にいい感じなのだが、微妙にコイル鳴きする。
OS起動後、CPU1がオンになると同時に鳴り出す。
負荷時は消える。
うーむ。
そのまた後で取った1.0V駆動の図。
エアコンは切っているので室温15℃くらい。
起動後にportsのkde4ビルド(何回めだ)開始、12:53くらいにビルド完了。
天井80℃だったのが48℃まで下がっている。
ここまで下がるとは思わなかった、スゴイ。
室温が35℃になったとしてもアイドル53℃、連続負荷時でもMAX68℃だろうからいけそうだ。
あとは、12cmケースファンをPWMの静音ファンに交換、それとコイル鳴きをどうするかですな。
馴染んで消えればよし、消えなかったらVID降下案をもう少し練るか、それでダメなら元に戻すしかない。
イヤ、その後コイル鳴きあっさり解決。
BIOSでC1EをAutoからDisableに変えたらぴったり収まった。
で、OSが起動したらC1Eはちゃんと機能している。
BIOSのこの項目は「C1EをAutoで制御するかしないか」というだけのことで、「切る」という意味ではなかったのね。
いやー、すっきり解決。
あとは気が向いたらファンを買ってくるだけだ。