竹書房「ナマイキッ!」休刊&「WEBコミックガンマぷらす」創刊・オンライン移行記念、小武と竹書房との歴史探訪第4弾!
 
 
 
さらに飛んで2012年冬頃。
                                                                                                                                          
 
 ひとコマ表示システムはコマ割りのプレッシャーがなく作画は楽ではあったのものの、スキル向上を考えるとそこに甘えていてはいけないと徐々に思い始め、「
もしも時間を止められるなら」の5~6話辺りからきちんとコマ割りを考えた作画にトライするようになる。
                                                                                                                                  
 
 
 ちょうどそんなとき来たのが別の会社からの電子コミック執筆依頼。
今度は「普通にページごと表示」という形態で媒体もPC。
電子コミックといえばガラケー携帯ひとコマ表示漫画のみだったものが、現在普及しているいわゆる「電子コミック」の時代がやってきたのである!
 
 「今の俺ならやれる(気がする)」
 
 
と心機一転、新しい掲載形態で描き始めるにあたってPCやタブレットを新型に刷新、クリップスタジオの導入と作業環境も一新、ネタもよく考えた末、友人の
 
 
「主人公とヒロインが入れ替わったらええねん」
 
のひとことだけで企画をまとめた『
快感チェンジ』の執筆がこうして始まった。
                                                                                                      
 
 
 
 
 
 
 
 ところで、ちょうど同じ頃、私的交友経路からある原作者さん(aka.店長さん)と偶然お知り合いになり、
 
「試しに一緒に描きませんか?ツテはいろいろあるんで、たぶん小武さんの絵なら普通に商業誌掲載できますよ」
 
とお誘いを受け、店長さん原作で一作描き始める。
快感チェンジの第1話と並行で作業していたので鈍足作画な小武には大変な作業であったが、なんとか無事入稿。
                                                                          
 
そして翌年2013年『
快感チェンジ』連載開始とほぼ同時期の春頃、商業誌に掲載されるのだが――!
 
 
 
小武「ところで、掲載先はどこなんです?」
 
 店長さん「竹書房のナマイキッ!です」
 
小武「ナンダッテェェェッッ」
 
  
(ミーティング(狩)10cyo(原作者)さんと「小武-10cyo」名義で作画担当 現在
DMMに電子掲載)
 
 
 
竹書房!!2002年の事件が思い出される――
がしかし、最終的に掲載されたんならさして問題はなかろう……と思っていたところ、
 
店長さん「竹書房から今後どうするかの返事がきました」
小武「ほうほう、なんと?」
店長さん「『絵柄を変えるならこの先も掲載します。
変えないなら残念ですが今回で終わりです』だそうです(汗」
 
 小武「『変えるわけねーじゃん。
                    あばよ!』とお伝えください」
 
店長さん「わかりましたw」
 
 
と、即答した小武であった。
これで竹書房とは二度と仕事をすることもあるまい。
※そうでもない
(その5に続く)