ファイルサーバー、ささっと組んでしまおうと、事前にネットで調べてから京都へ買い物。
本来は寿命が尽きつつあるDVD-RWの補充に出かける予定であった。
ケース:
SilverStone SG05 ¥9990 電源内蔵 300W
マザー:
FOXCONN G41S-K ¥4500
CPU:中古バルク C2D E6300 ¥5800
メモリ:中古バルク DDR2 800 1Gx2 ¥3000
CPUクーラー:
Shuriken Rev. B ¥3500
ネット通販よりも安かったパーツや小物を中心に購入して帰ってきた。
さっそく組んで、さっそく買ってきたDVD-RWにFreeBSD-8.0-Releaseをさっそく焼き、内部ドライブはまだないので、USB外部DVDから起動だけして遊んでみたりして気を和ませる。
ケースはやはりファイルサーバならシンプルでカクカクでないといかん、かつコンパクトじゃないと嫌だ、といういつものような中途半端な条件で決定。
このケースの売りは「コンパクトケースなのにでかい系PCIex16ビデオカードが載せられる」ところらしく、横から見るとデカいビデオカードがちょうど入るサイズに収まってるのがおもしろい。
いわゆるキューブPC系のケースと同じようなサイズでもあるが、ビデオカードのスペースを空けるために5インチベイがスリムになっているのがミソですな。
そのため内部の設計がすっきりコンパクト、今回の用途にも結果的に最適である。
唯一ケース前面の12cmファンがPWMじゃないのが惜しいところだが、気が向いたらPWMのを買ってこよう。
どうせならフレーム内もオールブラック塗装された方のモデルにすればよかったかと軽く後悔中。
CPUはVT対応のC2Dバルクでとりあえず一番安い中古を購入。
組み込んでケースを閉じてファンを低回転制御の状態で1時間ほど放置、BIOSにて温度観察してみると、CPU温度/システム温度ともに32℃前後であった。
CPUクーラーは
AXP-140でファンレスにしてやろうかと目論むも、ケースカバーに干渉することがわかったので不可。
致し方なく普通に手裏剣を購入。
手裏剣のファンはPWMの具合が怪しいらしいのだが、組み込んで動かしてみた感じでは一応速度は変化しているっぽいが、まだ負荷実験ができないので詳細不明。
あと設定上、低温だと止まるはずなのが1000rpmくらいまで落ちるものの、止まらない。
PWM制御の設定具合にもよるのかもしれないがよくわからず。
マザーはべらぼうに安い割には基本は押さえてあってコストパフォーマンス抜群。
と思われる。
店頭ではMicroATXとして売られていたが、実寸はMiniITXだったので買ってみた。
しかし、組み込んでしまってから遅まきながら気づいたのだが、肝心のSATAポートが用途に足りない。
5個いるのに拡張ボードを挿したとしても4個しかない。
拡張ボードで4個は足せるだろうと浅はかに思い込んでいたのだが、やってもた。
もうひとつ、メモリスロットは2本あると思いこんでいたら1本だった。
買ったメモリでは1GBしか積めないのでZFSをやるには少なすぎる。
「だろう運転」は危険である。
USBメモリからブートさせて内蔵HDDを4台のみにするという手もあるが、何かと手こずって手間と時間がかかるのは目に見えているので今回は素直にHDDでブートさせたい。
気を取り直してマザーを買い直すことにする。
端からSATAポートが5個も載っている、
ZOTAC G43ITX-A-Eというのを見つけた。
¥12000也。
「こんなことなら¥17000のマザーが最初から買えたのに」とか、「安く買った分がムダになったね」とかは考えない。
これもなかなか良いマザーなのだが、変なマザーである。
なぜかPCIe x1に無線LANが問答無用で載っかっていて、おまけにコネクタが特殊形状らしいのでPCIeスロットは使えないものと思った方がよさそう。
仕方がない。
あと、BIOSでAHCIモードにしておくとSATA接続の光学ドライブがまともに動かないらしい。
光学ドライブは搭載する予定はないので関係ないのだが、要注意である。
ネット上の情報からするとMini-ITXのマザーはこの手のAHCI絡みの問題がたまにあるっぽい。
5台の2.5inch HDDドライブをどう内蔵するか大いに悩む予定だったはずが、組んでから判明したのだがこのケースの3.5inchシャドウベイx1は下方向に空間があるので、変換ブラケット(
U-25H4-A)を介して2.5inchドライブを4個まとめてぶらさげられる。
さらに2.5inchシャドウベイが別にもう一個あるので、悩むことなく5台すっきり積めそうである。
ちなみにやろうと思えば、5インチスリムドライブの場所にあと2台、PCIスロットにも2台は積めるかもだが、G43ITX-A-EだとPCIeに(たぶん)仕様上拡張ボードが挿せないためにマザーの5ポートだけになるので、実際は5台しか積めない。
ZOTACの別グレードマザーでSATAが6ポートのものがあるらしいのでそれだと6台、IntelのG41シリーズだとマザーの4ポート+拡張ボード2ポートでやはり6台。
今のところMini-ITX系では6台が限界か。
というわけで追加のマザー、ブラケット/ケーブル類、限りなく怪しいにおいがプンプンの中古250GBドライブ5台追加で約¥30000。
合計すると¥57000ほど。
当初のesata外部接続の予定では7万超えしそうな勢いだったことを考えると、HDD一本辺り100GB->250GBにアップ、マザーを一本ムダ買いしてもだいぶお釣りが来る計算。
まあ、悪くない。
raidz2で2台まで壊れてもオッケーだから怪しいやっすい中古ドライブを使うことができる、というところがミソなのだが果たしてそううまく事が運ぶかどうか。