竹書房「ナマイキッ!」休刊&「WEBコミックガンマぷらす」創刊・オンライン移行記念、小武と竹書房との歴史探訪、現在に追いつく!
2015年、冬。
快感チェンジの担当さん経由で、竹書房から「話がしたい」と伺い、いぶかしみながらも連絡を取ってみたところ、「ナマイキッ!」編集部だった。
編「実は小武さんにナマイキッ!で執筆していただけないかと思い」
小「ほうほう……
え?」
編「いやあ、実は『
快感チェンジ』単行本化時の担当だったんですが、失礼かもしれませんが、小武さんってイラストだけじゃなくて
普通の漫画も描けるんだ!と思いましてですね」
小「
失礼ですな。
いや、描けますが、ナマイキッ!というとちょっと前に絵柄を理由に切られたところなんですけど、どうなってるんですかね?」
編「え!?そんな話まったく聞いたことないですけどねぇ……」
小
「フーン」
まあ細かいことはどうでもいいじゃないか。
快感チェンジの連載がちょうどもうすぐ終わるし、渡りに船とはこのこと。
ひとまずイラスト仕事+『
女主任・岸見栄子』のカラー4P体制に移行、『女主任・岸見栄子』がこうして執筆開始となる。
そして3話目で、思い切って長い間二足のわらじでやってきたイラスト仕事から足を洗い『
女主任・岸見栄子』増ページ連載一本に絞ることに。
2016年春、
小武、やっと普通に商業誌で連載開始(遅すぎ)!!
新人です。
ということで2001年からの竹書房と……というよりナマイキッ!と続いてきた不思議な縁がここにやっと成就した、というのかなんだかよくわからないがまあ、何がどうなるかわからないものである。
切られる、ということでも色々と勉強になったし、ナマイキッ!連載中も色々と勉強させていただいた。
ナマイキッ!誌表紙まで描かせていただいて、楽しかった!
そんなナマイキッ!も最終号を迎え、
WEB コミックガンマぷらすに移行となりました。
寂しくはなりますが!!レコードがCDになり、MDになり、オンライン配信が当たり前になっていったように、これも時代の流れ……でしょうかねぇ。
ナマイキッ!をお読みいただいていた方は引き続き、WEBコミックガンマぷらすでお楽しみいただければ幸いです。
最後に、2001年からの竹書房との駆け引きで小武が学んだことは、
「編集と作家の口から出る話は話半分に聞いておけ」
です。
(終わり)